すずき

ゾルタン★星人のすずきのレビュー・感想・評価

ゾルタン★星人(2000年製作の映画)
3.4
バカな若者ジェシーとチェスターは、酒に酔った昨日の記憶が無い。
2人の恋人、双子姉妹からの電話によると、昨日は彼女たちの家で勝手にパーティーを催し、散らかし放題の挙げ句、ベロベロに酔って帰ったらしい。
彼女たちに謝ろうと家を飛び出すが、車が無くなっていた。
車の中には彼女達への記念日プレゼントがあるはず…2人は残された手がかりを頼りに、昨日の足取りから車の在処を探す事となる。
だが彼らの足取りは、ニューハーフから受け取った20万ドルの大金、そして宇宙の平穏を脅かす「多連続変形体」の捜索へとスケールアップしていき…

遊ぶ事とエッチな事しか頭にないバカ2人が、自分の車を探すうちに宇宙の危機を救うコメディ映画。
言うなれば「ビルとテッドの大冒険」と「ハングオーバー!」のミックス。(「ハングオーバー!」よりこちらの方が早い)
主演2人の片方は、現在セレブになってる所も「ビルとテッド~」っぽい。
邦題の「ゾルタン★星人」は、ゾルタンというキャラクターは出てくるけど、別に宇宙人でもない。
宇宙が関係するし、バルタン星人っぽいし、でテキトーに付けられた邦題だ。

映画の内容はというと、おバカなコメディ映画として、意外に面白かった。
バカ2人はホント馬鹿だけど、スゲー仲良くって、最早運命共同体レベル。
片方だけがイイ思い(主にエッチ方面で)する事になっても、「テメー抜け駆けすんじゃねえ」ではなく、「おう、行ってこいよ」と笑顔で送り出す。いいなぁ、そういう関係。

基本的にバカだから、2人はどんな事に巻き込めれても悲観的にならなくって、そんな2人を見てるとこちらの気分も明るくなってくる。
もちろんラストも多幸感あるもので、なんか難しく映画を見たくない時、テキトーに笑っていたい時にピッタリの映画でした。