ゴヤ自身の伝記物かなと思い見たのですが、全然違いました。
異端審問の暗黒時代からフランス革命〜。
スペインを舞台に時代に巻き込まれた女性とゴヤ、そしてゴヤの合わせ鏡の存在ような司祭の微妙な三角関係に向けた映画。
日本人が江戸時代を描くように、当時の人権無視な背景はやっぱ外国人にしか撮れないものがあります。
ゴヤにとっては運命の女性が、こうもあっさりと司祭に奪われ、あまつさえ司祭ばかりに慕情募らせる、、ゴヤにとってはどんな心中かと思うのですが、そういうとこは最後まで描かれてません。
結局、ゴヤを語るには、有名な画は出てこず。。
知りたい事には手が届かない、もどかしさが残りました。