【絶望の蔓延】
[気まぐれ映画レビューNo.64]
「エヴァンゲリオン新劇場版Q」と同時公開された、後に「シンゴジラ」を撮る"樋口真嗣"監督と"庵野秀明"さんのタッグで贈る"特撮短編"だ。
ベースはエヴァではなく「風の谷のナウシカ」に出てくる"巨神兵"だ。
巨神兵が東京に襲来して、どうやってあの世界を創り出したのかを、林めぐみさんが声を当てる"ある女性の証言"にのせて綴られる。
しかし誰もが困惑したであろう。なぜエヴァQの前にこの短編を公開したのかが。それを自分なりに1つだけ考えてみた。
なんとなくだが、ナウシカのあの死の世界を創り出した巨神兵の襲来と、エヴァの使徒の襲来によるセカンドインパクトが起こった経緯がなんとなく似ている気がしたのだ。
それにエヴァのあの造形は、巨神兵からきたのではないかと。
いろいろエヴァとの共通点が多い事から、2人の特撮の歴史の始まりとなる、本作をエヴァの前に公開したのだなと思いました。
詳しくは話せないので、ここまでと致します。