「34丁目の奇跡」とかも大好きだけど、クリスマスシーズンに観たい映画が1つ増えた!
人間として生まれたもののうっかりサンタさんのプレゼント袋の中に入ってしまったせいで、北極でエルフにエルフとして育てられ、でも人間とエルフでは体型や成長、得意不得意も違うから、実のパパに会いにその純真な心のままNYへ行くことに…何も知らないからこそ破茶滅茶ドタバタを巻き起こし、実のパパにも邪険にされるけど、だんだんと…そしてクリスマスの夜に…みたいなお話。
最初は、「星の王子様ニューヨークへ行く」的なコメディを想定していてたのだが、見事にそれを裏切らないボケっぷり。
回転扉をエンドレスループしたり、単なるカフェの謳い文句の世界一美味しいコーヒーを真に受けたり、タクシーにナチュラルに轢かれたりくっそ面白い。
甘いものがエルフの主食という設定だからと、激甘パスタを頬張った俳優魂は尊敬。
でも実はそんなボケだけでなく、ヒューマンものとして素晴らしい作品だった。
夢のあるエルフの生活の設定、クリスマスの心が無いとサンタさんのソリが飛ばないという設定、病院で出会う少女、迷い込んだデパートでのドタバタと恋、実のパパの会社での苦労と家での苦労、実のパパの奥さんがスーパー心の広い人、マイケルがバディに心を開く雪合戦、人前で歌うのは〜ってなってた彼女の歌が広がっていくとこ…良い設定や展開が枚挙にいとまがない。
先程のボケだって、愛おしい彼女とのデートスポットにして伏線回収していて、念願のスケートをして、最後には「外してる」の名ゼリフを頂きました。ごちそうさまでした。笑
実のパパが絵本の出版社という設定から、きっとバディのリアルなエルフ話が、いつしか絵本になって業績を救う!みたいになるとは読んでいたものの、最後はそういう形か〜!
マイケルとバディ、パパと共に過ごせる時間増えたんだろな〜良かったな〜。
大切なのは信じる心であり、やっぱり家族であり、色んな形の愛であり、女の子を食事に誘ってOKをもらえたら好きの暗号ってことも学べる一作。
俺、悪い子リストに載ってないと良いなぁ。。