GaPTooth

仮面の真実のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

仮面の真実(2003年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

良い!本当に好き!物凄く良くできていて面白かった(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
神に仕える身でありながら肉の欲望&目の欲望に屈し、姦淫と殺人という神と隣人に対する許されない罪を犯してしまったベタニーが、逃亡の途上に出会ったデフォー率いる旅の一座と行動を共にして行き着いた村で起きていたトマス少年殺害事件の真実を暴き正義を行おうとして頑張った話。
領主も宗教指導者たちも腐敗し己の欲望のままにやりたい放題で退廃している片田舎の村。当然領民たちは抗うことも出来ず真実は藪の中。真実を追求しようとして意図せずにして国王の密使たちの邪魔をしてしまったベタニー。結局は協力することになった旅芸人の一座と演じた演劇を通して全てを白日のもとに晒すことに成功。領主の最期は当然の帰結。

どうもクリスチャンです(-.-)(__)ペコリ.
いわゆる[神]に関する考察的な会話が繰り広げられる一幕もあるんだが、"それらしく聞こえる"程度であまり意味をなしていないし、話の筋にも関係性は薄い印象。強いて言えば「何が自分にとって[神]なのかは千差万別。信じる者は救われる」ってぐらいか。ベタニーは自らの[死]によって犯した罪の許しと原罪の赦しを得、平安の内に天へと旅立った。

ベタニーもトムハも美しいんだが、デフォーの肉体美と驚異の身体能力を堪能できるのがポイント高し。本作のデフォーは本当に男前。

愛すべきペグ兄は看守役で登場。
無実の罪で収監されている女と会って話を聞くために牢獄に来たデフォーから賄賂を握らされて便宜を計らうペグ兄。デフォーと一緒に来たベタニーには「お前は金を払ってないから中には入れない。ここで見てろ」と言って笑うペグ兄。シリアスなシーンの途中にひょっこりと出てきて要らん一言を吐いて笑いながら去っていくペグ兄。空気感を台無しにして浮きまくっているペグ兄だけど存在の全てが愛おしい。まだポッチャリんの頃のペグ兄。
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