香港警察のキッドたちはテロ組織の取引現場に踏み込むが、ドジをしでかし仲間が指名手配されてしまう。
キッドは新たにメンバーを選ぶが、皆曲者揃いで…。
『五福星』『大福星』『七福星』に続くシリーズ第4弾。
五→大→七ときて、今度は十か。
福星シリーズの4作目だが、監督はサモからエリック・ツァンに交代。
警察にはできない捜査方法で、事件を解決するために集められた五福星メンバーに替わる5人組の珍活躍。
新5人組の上官は五福星メンバーのサモ・ハン。
だが、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ不在と、福星シリーズのメンバーが序盤のみの登場なのは知っていましたが、肝心のサモ・ハンでさえ中盤ほとんど出演なしです。
ジャッキーが出てないので、アクションシーン担当はアンディ・ラウ。
でもアクション部分が前作に比べると極端に少なく、えげつないシーンも減ったけど、笑えるシーンももっと少ない。
お下劣ネタに小学生並みのシモネタオンパレードで、まじめに見ると「倫理的にどうよ」というセリフもあるけど、まぁつまらなくはないです。
アラン・タムもまだまだアイドルでスマートだし。
最年少アンディ・ラウもアクション頑張ってます。
てか、まともに戦えるのはアンディ・ラウだけじゃん。
だが最後にサモ・ハンに良いところを持っていかれてしまうのはご愛嬌。
正直大した映画ではなく、下らない内容ですが、アンディラウの新鮮なアクションと劇中の音楽が好きで気に入ってました。
アンソニー・チェンとビリー・ロウのダメ警官っぷりも良いねぇ。
ただどちらにせよ、脚本自体にパンチが足りない。
いつものように女が入ってきて奪い合いだのセクハラだの攻撃が入るが、このセクハラ具合がしつこいぐらいに長く、完全に勢いを殺している。
忙しいサモのスケジュール調整に四苦八苦している脚本は、何ともお粗末。
サモとアンディが何とかアクションで締めてくれるが、それ以外は見所に乏しい。