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地球へ2千万マイルのhideharuのレビュー・感想・評価

地球へ2千万マイル(1957年製作の映画)
2.8
2021.04.18 CS放送されたものを録画して鑑賞。
初見は海外版のLDだったと思う。またロンドンでB級映画の特集上映の時に映画館でも見ているかも。
ただ今回はカラライズされたものが放送されてカラー版は初めて見た。

子供の頃から「金星竜イーマ」とか「イーマ竜」と言う名で有名でケイブン社の図鑑だったかな、ストーリーブックみたいにスチルを掲載して物語をご丁寧にもオチまで紹介していたものを持っていました。
その後に本作は日本では劇場公開されていないと知り、あんなに本で紹介されてるのに何故?と思ったものです。

見所は例に漏れずレイハリーハウゼンのストップモーションアニメだけでストーリーなどは目立って秀でているところはないです。

金星探査のロケットがイタリアのシチリア島の漁村近くの海に墜落。その探査機が持ち帰ったものは金星竜の胎児だったことからそれが成長して大暴れって感じですかね。
胎児と言いつつもゼリー状の卵のようなものから生まれ出た時から既に成獣と同じ形状でそれが短期間にどんどん猫くらいの大きさから象と互角に戦えるほどにまで成長する。

そしてやはり例に漏れずモンスターは高い所が好きなようでキングコングのような末路を辿りThe End。

内容からして子供向けに作られたと思うのですが子供を連れてきた親へのサービスなのか宇宙探検隊員と女医の卵のロマンスなんかが盛り込まれているのですがそんな余計なものは要らないですよ。

カラライズについてはモノクロとはまた違った印象の映画にはなっているもののやはりどこか不自然な感じがしました。カラライズって何十年も前からあるけどあまり進歩してないようですね。
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