記録。
「フィンガーナゲットよ」

うわぁ安いなーって思ってたら案の定アルバトロスからの作品か。70年代の微妙なホラー『呪われたジェシカ』の監督の作品。

スノーモービルで事故った映画業界人が助けを求めた家の主人は…訪れた客人を食料としてしまう人喰い姉妹だった…！？

ロブ・ライナー監督による大傑作『ミザリー』を明らかに意識しつつ、カニバリズム要素を入れてくるなどという高度なトリッキーさを見せる…のは序盤だけ。

姉妹の姉が若干キャシー・ベイツに似てなくもなかったりはするものの、アルバトロスの十八番、ジャケ写&邦題詐欺が炸裂する珍作。何かを期待してもたいして応えてもらえないのは相変わらず。

『ミザリー』的な何かという展開を早々に捨てても、その後のストーリーは意外とそれなりには紡いではいるので、思ってた程の駄作感が無かったのは逆に残念。こき下ろすにこき下ろせない(笑)

まぁ面白いかと言えばそんなことも無いんですがねぇ。

• #ジャケ写詐欺
• #邦題に物申す

カンニバル・シスターズ(が、関わっている)

友人らとスノーモービルを楽しんでいたところ、木に突っ込んで困った困ったしてしまった主人公・トム。近くの家に助けを求めるたところ、老姉妹が快く出迎えてくれる。だがしかし、案の定その2人はカンニバルなシスターズで...

カンニバル・シスターズ(嘘ではない)。

序盤から、よくあるテキサス・チェーンソーの流れかと思いきや、姉妹に拘束されてから主人公のトムが「ぼくはかなり名のある映画監督だから...きっとバレるぞ...」と発言したことで形勢がちょっと揺らぐ。
そしてその次も、妹の方に「君はぼくの映画にまさに求めていた存在だ...」と煽てたことで色々と隙が生まれるという展開に。

そもそもこの姉妹、普通にめちゃくちゃ仲が悪いので今までどうやって暮らせてたのかもかなり謎なくらい根の底ではお互いを嫌悪しまくってる感じがある。

で、なんとこの映画ランタイムが2時間近くありまして...カンニバルなシスターズに捕まってからどう引き延ばすのか？と思ったら30分くらいでカンニバル・シスターズは退場。(!?)

以降、なんとかあの事件から生還した映画監督のトムがあの姉妹の事を題材に映画を撮りたい！ということで、妹の方には昔養子に出した娘がいる事が発覚。
その娘・クララを追って行き、そしてクララの家庭問題についても描かれる...。というサスペソス・スリーラというジャンルになっているんですが、まぁ普通に何がしたいのか全く意味の分からない映画でしたね。

そもそもテーマが一貫してなくて、カンニバルなシスターズについて大真面目に描く事もなければ、その後のドラマも中途半端。トムが映画監督～という要素さえ中途半端。何から何まで何がしたいのか分からないという謎仕様。

終わり方も特にオチといったものはなくあっさり終わるので、こんなにもシンプルにつまらないものは中々無い。

とはいえ序盤に人骨をベースとしたサラダ料理をドドンと見せてくれたので★+3くらいしておきます。地味だけど指切断も良かったね。
カニバルがタイトルにつくのでカニバルタグはつけておきます。

視聴 2025年5月22日

• #カニバル映画i!

雪山でスノーモービルで事故を起こした映画プロデューサーのトム。彼は近くの山小屋に住む姉妹に助けてもらう。しかしその姉妹に監禁され…

途中までは「ミザリー」に似てます。
トムを監禁する姉妹がなかなかなサイコパスで恐ろしい。
まともに会話が通じてないところなんかリアルですね(笑)

ただ「ミザリー」なのは途中まで。
そこから先は監禁された経験を元に映画を作るトムの話になります。
姉妹の親族の元を訪ねたり、サイコパス気味な少年に嫌がらせされたりします。

悪くはないけど、「ミザリー」っぽい前半の方が好みです。
後半はちょっと中だるみを感じました。

後、グロ描写はほぼ無いです。

サイコパスが出てくる映画が好きなら楽しめると思いますよ。

• #監禁