ショウコ

アイドル・ハンズのショウコのレビュー・感想・評価

アイドル・ハンズ(1999年製作の映画)
4.0
めちゃくちゃ面白かった💮オレの右手が勝手に殺戮し始めるコメディホラー。本体と意思疎通が取れず変形もしないミギー(寄生獣)ってイメージで問題ないです。凄まじいテンポと情報量にツッコミ入れる私の右手が追いつかない!✋

「怠け者(idle)の手は悪魔の遊び場」って言葉があるんだそうで…つまり暇を持て余してると人間ロクでもない事をしでかすからちゃんと働きなさいという意味。じゃ実際にダメ男の手に悪魔を宿らせてやろうぜ!って発想ですね

ワケ分からんまま両親と親友2人を殺害してしまい、こっそり土葬したら親友2人が「天国に行くの面倒くさい」と言いながら蘇ってしまう…というゾンビ映画の側面もあるんですがお陰でグロが充実している。取れちゃった自分の頭部をずっと持ち歩いてるし、棒で接続してみたものの首から食べたものが溢れちゃうしで冷静に見ると相当えぐい事してます。ちょうどハロウィンなので周囲からは仮装だと思われるのもお約束🎃

右手を切り落としたら勝手に動き出すわ片想いしてる女子を狙い始めるわ悪魔祓い師は出てくるわ頭皮ひっぺがして脳みそ出ちゃうわパーティ会場のキャリーオマージュはあるわ下ネタ満載だわ…最後までこれでもかと詰め込まれたサービスに大満足。エンピツ削り機に指つっこんで骨の先端を尖らせ殺傷力を上げる…なんて常人の発想じゃないよ👏




撮影はスクリームとかあの辺に似た「舞台演劇じみた分かりやすさ」重視。阿保なティーンズでもポップコーン食べながら笑って観られる様にしなきゃいけないもんね。でも特殊効果はどれも素晴らしいデキで馬鹿にしてばかりもいられない。頭部に編み棒貫通のシーンで姿勢を正しました

あと…ジョークが隙間なくセンスに溢れてる。瓶の刺さった親友くんの発言はみんなメモする価値があります。こういうのサラッと言える様になりたい
ショウコ

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