彦次郎

処刑男爵の彦次郎のレビュー・感想・評価

処刑男爵(1972年製作の映画)
3.4
オーストリアの叔父の家に来た青年ピーターが自分の先祖にあたる凶悪な人物を蘇らせることで巻き起こるホラー。凶悪なる先祖がタイトルにある『処刑男爵』というわけで全身焼けただれた悲惨なビジュアルですが医師による施術で綺麗になるという仕様が斬新です。どちらかというと好奇心で生き返らせた挙句に呪文の紙を焼失してしまい連続殺人を誘発させたピーターが1番極悪な気もしますが出会って早々に美女エバと一緒に深夜の城に同行させたり村人や親族からも叩かれないところからイケメン最高という真理が思い知らされます。
霊能者クリスティーナが最強そうで全然そうでないのも忘れ難いですが、どちらかというとおじさんの娘グレッチェンが不気味すぎてインパクト強いです。離れ目にそばかすでオカルト言動という反抗期ならずとも可愛げのない少女でむしろ彼女のほうが怖かったです。
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