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マルコヴィッチの穴のUのネタバレレビュー・内容・結末

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

穴に入ると15分だけマルコヴィッチになれる映画。
こう書いてると何がなんだか分かなくなってくるけど、他者になりたい同化願望と自己認知の話だった。

こんなわけわからない話なのになんか面白くて目が離せないのが意味分からない。
根底のコンセプトがかなりシンプルだからかも、見せたい人物の葛藤が明確に定まってる分どれだけカオスな場面に持ち込んでもどこか惹き込まれるというか。心地良い意味不明さってこういうことなのかも…?

「1時間後にマルコヴィッチで」がシュールすぎて個人的お気に入りワード。
クレイグが人形劇から我に帰る瞬間と猿の檻に妻を監禁する場面とラストシーンが好き。
自由に幸せそうに泳ぎ回る子供をバックにエンドロール流すのは皮肉すぎるな…

▷雑多なメモ
・のっけから怖くて笑った、一瞬本物の人間に見える人形劇って凄えな…
・そりゃ子供にこんなの見せたら殴られる笑
・鳥いっぱいいるのヒッチコックみたいで怖い
・7と1/2階ってなに、ハリーポッターみたいな
・何もかもわからねえ
・そっくりの人形作って1人劇やるの怖い怖い怖い、ゾッとした
・キスと同時にカメラが回り込んで照明の光が逆光になる演出よい、その後の主人公と人形劇の幕が俯瞰になるカット好き
・なるほど、人形師って設定が変身願望ってところで意味を持ち出すのか…
・マルコヴィッチの歴代写真が掛かってる社長の部屋 不気味で良い
・車の上で座って待ちぼうけしてるのちょっとシュールで笑った、こんなシチュなのになんでちょっと日常的な感じなの
・まさかの妻の方が変身願望があったとは
・この内容でよく受けたなマルコヴィッチ…
・女性のおしゃべりも耳に入らないってか
・なんだこれはどうなってんだ
・猿の檻に自分の妻を監禁して脅すのやばすぎ、関係性の歪さの演出としてパンチあっていいな
・なんで最後チンパンジーとキスしたん
・いやマジでなにこれwwwマルコヴィッチ時空???
・「1時間後にマルコヴィッチで」喫茶店じゃないんだからさ…
・猿 の 覚 醒
・まさかの8ヶ月後
・マルコヴィッチ時空は後のエターナルサンシャインの先駆けだったのかも、既に色々と垣間見える
・この時間経過すっ飛ばしてあえて観客を置き去りにするの不条理劇とめちゃくちゃ相性いいな
・結局マルコヴィッチになっても愛してもらえず、手も足も出ない赤ん坊の中でひたすらマキシンに恋焦がれるというバッドエンド
・ビョークwww この人はどうしてこう精神的な題材の鬱エンドと相性がいいのか、この浮遊感よ
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