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マルコヴィッチの穴のsabayamatのレビュー・感想・評価

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)
3.5
レビュー5作目
キーワードは、変身
グレゴール・ザムザは朝起きたら「虫」になっていた。この映画の不条理展開はまさにそれ。
どうして7と1/2階があるのか、「穴」はなぜマルコヴィッチに繋がっているのか。物語の全編に渡って突拍子のないことばかりですが、明確な説明がされなくても、何か深い暗喩があるのだと想像したくなるのは、役者の演技がしっかりと地に足着いているから。

この映画、発想は面白いのですけれど、なかなか腑に落ちない顛末を迎えるため、必見というわけではありません。でも今こんなのが映画館で上映していたら、一緒に見た人とはどんな話をするだろうか、そんなことを考えると非常に話題力のある映画だなあと思いました。笑

個人的には、トゥルーマンショーに近いびっくり映画
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