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オデッセイのsabayamatのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
3.1
レビュー11作目
キーワードは、火星版DASH島

僕の大好きなB級SF映画の匂いがぷんぷんする本作。だってリドリー・スコット!エイリアン!
しかし序盤こそ謎の展開で1人手術など無意味に痛々しい演出をしてくれたものの、途中からは完全に地に足のついたアポロ13的脱出劇に。船長は真面目で仲間思いだし、主人公のマッド・デイモンなんかは不屈のメンタルで動じることなどほとんどありません。
いや、ホントに、かなりリアル路線です。じゃがいもです。

主人公の語り口調や終わりの演出なんかはぐっとくるナイスな筋書きなんですけど、なんというか、僕の求めていたリドリー・スコットとはちょっと違うような、、

だってリドリー・スコットですよ?最近だと、エイリアンのリブート的な映画であるプロメテウスの印象が強いんですけど、あれほんとに意味わかんなかったですね、いい意味で。クトゥルフ的な深淵の恐怖、遠くの惑星で孤立状態の宇宙にある絶望感、、
あの演出が最高に痺れる!憧れる!
まあいいや、

内容的にはとても励まされるし、クセもそんなに強くなくて安心して観られる良作だとは思うんですけど、なんか話題のわりにはそんなに熱中しちゃうほど面白いわけではないなという感じです。

以上!
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