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エル・トポのsabayamatのレビュー・感想・評価

エル・トポ(1970年製作の映画)
3.3
レビュー7作目
キーワードは、太陽と戦慄
何だこれは?最初の印象。前半と後半で話が大きく異なり、筋書きはなんだか聖書のように神秘的であり、内容は残酷で無常。

キーワードに書いた「太陽と戦慄」とはキングクリムゾンのアルバム名とその中の曲名であるが、原題は Lark's tangues in aspic (肉ゼリーの中のツバメの舌)。あの曲も大概意味が分からないのだが、音楽は別に意味なんて分からなくても楽しめる。

映画はどうだろうか?人によっては映画は現実を離れた体験、また、自分の人生をなぞる共感のためのアイテム、はたまた、ファッション。
この映画は僕にとってキングクリムゾンのような、強烈な印象のみを切り取った、悪夢と化した記憶である。まさに深夜にある映画。

面白い面白くないの正統な評価のできない、むつかしい映画でした。
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