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グリズリー・パークのslowのレビュー・感想・評価

グリズリー・パーク(2008年製作の映画)
2.9
~クズ若者とクマ、時々、オオカミ~
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これは間違いなくゴミ映画。
ですが、嫌いになれませんっ!…

{あらすじ}
グリズリーパークに奉仕活動として
やって来た不良の少年少女。
そこへ警備員になりすました脱獄犯や,
森にはオオカミやクマさんが
獲物を待ち構えていた…!(゜ロ゜;

皆、美男美女なので目の保養にはなるし,
ヒロインは天然タイプで
見ようによっちゃ可愛い♪
でも、【体】以外誰一人として魅力がない。
一貫して皆クズキャラのままだった。

そして冒頭から匂わせる
"あ、コイツがクマさんやっつけるんだな"
"あ、コイツが暴れ回るんだな"、
"あ、コイツが最後に頼りになるんだな"

という予想をことごとく破壊する…!w

内容は楽しいモンパニ映画『ドロメ』から
【楽しさ】を抜き取って【イライラ】を
追加したようなゴミっぷりだ。

なのに、なぜ嫌いになれないのか?

それは1時間20分過ぎてからわかる…。
観る側のイライラが頂点に達した瞬間!
クマさんがイライラさせる若者たちを
とことん成敗してくのだッ!!

顔や体を真っ二つ、腕ちぎり、
胸をえぐり取り、
…とにかく残虐。

死体と殺戮シーンだけは
スタッフの気合いの入れっぷりが
違いすぎる。。。!!!

よって、この映画はモンパニや
殺人鬼ホラーではなく,
監督が不良に対して抱く"怒りと鬱憤"を
クマさんに晴らさせる映画だった。

ストーリーはハッキリ云ってゴミ。
しかし、監督の思いが伝わるB級映画は
なかなか無いので嫌いになれませんでした。

最後にもう一度強く念を押します‼
この映画を観るくらいならば、
『ドロメ』を観よ。
これを観る時間よりも
価値は大いにあるはずッ!★
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