エディ

レポマンのエディのレビュー・感想・評価

レポマン(1984年製作の映画)
2.0
SF要素があるサスペンス&アクションにパンクとコメディ的要素のある映画。てんこ盛りにしたせいでストーリーが支離滅裂。
レポマンの主人公が、高額懸賞金が賭けられた車を追うが、その車のトランクには宇宙人の死体が入っているので、様々な連中がその車の行方を追うことになる。。。
レポマンとはローンが払えなくなった債務者の車を取り返す職業なので、アクションだけなら面白いと思う。だけなら判りやすい展開だったのに、宇宙人を入れたので支離滅裂さが炸裂している。複雑なストーリーを判りやすく見せる能力がないのにてんこ盛りした結果ストーリーがめちゃくちゃ。
パンクのヤンキーを強調したいようで、様々なヤンキーたちの生態を丁寧に描いているため、90分の短尺なのに半分まで話が全く進まない。しかし、いろんなことを盛り込もうとしているので、話が展開してからのストーリーがめちゃくちゃにいなっている。
設定も酷くて、街中のヤンキー少女が政府機関のスパイだとかなんてコメディレベルの設定。
なんか、あれもこれも詰め込めば面白くなると思っているようだが、全部中途半端になってしまった感じだ。
極めつけは、車をゲットしたラストで、こんなひどいSF特撮は商業映画では有り得ない。
はっきりいって高校生が学園祭で作ったレベルだ。
おばかなB級パンク映画で、コメディにもなりきれていない。
ストーリーはヤンキーが内輪受けのネタで盛り上がっているみたいだし、撮影レベルも脚本も素人レベルなので、観ていて腹が立った。
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