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テナント/恐怖を借りた男のslowのレビュー・感想・評価

テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)
1.4
主人公が怪奇現象にでくわし、
頭がおかしくなる様子を描いた
アパートを舞台にした奇妙な話。
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幽霊めいた演出も多くて、
夜中に訪ねてくる誰かや、
謎の騒音騒動に、謎の娘や、
向かいのアパートトイレで
立ったままこちらを見つめる謎の男…など

ゾッとするホラーネタは真夜中に集中し、
昼間は主人公が友人と食っちゃべったり、
淡々とした日常がメインに展開する…
最初は楽しく過ごす主人公だったが、
外人を信用しないアパート住人の
冷たい態度や奇妙な出来事が少しずつ
彼の理性を無くしてゆき、
やがて半狂乱になった彼は
とんでもない行動に出てしまう…!!

この主人公が気が狂うまでの過程が
けっこう長い。。。

ムダに思える日常シーンがひたすら長い。。
でも真夜中になるとホラー部分が顔を出して、
ゾクリとさせてなかなか恐かった…
主人公は俳優さんの迫真の演技で
狂人となる模様はかなりインパクトがあった…!(笑)
たぶん半年は忘れそうにない…(。´Д⊂)
だが、彼の行動はどう考えても狂ってますし、
その原因となった住人も最初っからずっと
主人公を責め立てる事しかしないので、
主人公にも住人にもイライラした…!!
オチも読めるし、私にはつまらなく感じた( ノД`)…
やってる事は『ローズマリーの赤ちゃん』と
ほぼいっしょだし、その男版といった感じ。
ただこちらの場合、「狂う部分」は
役者の演技もあって力は入ってた。
だが"狂う"以外に取り立て誉める事は何もなかった…
ただイライラと胸くそ悪さだけが残った…
名作らしいが、私は好きじゃない。
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