Ryoma

セクレタリアト/奇跡のサラブレッドのRyomaのレビュー・感想・評価

4.2
突然馬主になった主婦が名馬セクレタリアトを三冠馬に育てようと奮闘する感動の実話。舞台は1970年代。今ほど女性の社会進出が顕著でなかった時代において、どれだけ無理だと言われようが鼻で笑われようが心折れずに自分の芯を持ち続けた彼女の姿勢に素直に感動したし、負けん気が強く少し破天荒さもある彼女が発する言葉や起こす行動にスカッとした。
結婚や出産によって自分の時間を子育てに費やしてきた主人公の女性、実社会の女性の多くも同じ境遇なのかもしれないし、彼女のように兄妹間や夫婦間に悩みを持っていたり、そのほか思い通りにいかないことも生きていれば山のようにあるけれども、その中でもすぐに諦めず挑戦してみることも大切だなと感じた。
ラストのレースシーンは胸熱!結末はわかっていながらも前向きになれる素敵な作品!エンディングの曲もいい!
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