【グリーン・ブック】公開、グリーン繋がりで思い出した作品。
久々2回目の鑑賞。
ジョン・アヴネット監督のデビュー作で佳作、女性
たちの感動【友情ドラマ】。
映画ファンなら1度は観るべき佳作なのに、フォロワーさん含め鑑賞人数は意外と少なく残念な逸品。
’30年代のアラバマ州、フライド・グリーン・トマトを名物料理として出す 駅前カフェ を切り盛りする2人の女性を巡る出来事を、現ジョージア州の老人ホームで老女が中年女性に語り始める…。
ここで登場する過去と現在、2人1組の女性×2組、Wメアリー組とキャシー・ベイツとジェシカ・ダンディ組の演技を堪能出来る。
特にメアリー・スチュアート・マスターソンとキャシー・ベイツが素晴らしい。
キャシーは強烈怖いおばさんのイメージが強いが、本作との【演じ分け】は流石の一言。
(その前年のアカデミー賞受賞作のセルフパロディ⁈サービス有り。)
メアリーの 男勝り にはスカッとするし、キャシーのラストに向けどんどん強く綺麗になってゆく様も 痛快 だ。
プロットは、ジェシカ演ずる老女の回想劇だが、
内容は序盤の事件、◯◯差別、◯V、◯◯愛⁈+αといささか重い。
しかし脚本は、コメディリリーフ(スパイス)を入れてブラコメに料理していて美味い(上手い)。
このスパイスが無ければ終始重苦しいだけの印象に。
観終わると、ここで出てくる トマトのフライ が食べたくなるであろう⁈
ラストのオチ(種明かし)にはゾッとするし(ブラ
コメ)、ラストカットは【完璧】だ。