芹沢由紀子

シルバー・グローブ/銀の惑星の芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

3.3
ひとさまのレビューをみて、面白そうだったので鑑賞。
一言でいえば、難解な「火の鳥」ワールドでした。
あえて難解にしてあるんでしょうか?
それともハリウッドのやさしい娯楽作品を見すぎた私のほうが不慣れなだけ?
トラウマ級のヘンタイ映画「ポゼッション」を撮った監督さんなんですね。
女性への仕打ちがエグいと思ったら。
ポーランドとかハンガリーとか、東欧の映画ってなんでこんなんが世界基準になってるのかな。

世界観は美しいです。舞台美術がすごくて、贅沢の限りを尽くしています。
途中から、なんとなく筋が読めてきて、それを確認したくてエンディングまで見ました、「ああ、やっぱり、そうだったんだ」と納得できました。

でも途中何度か睡魔に勝てず寝てしまいました。ごめんなさい。
役者たちが、終始哲学ちっくな独白を延々とするので、眠くなるのです。

芸術作品寄りの映画で、とても美しいし筋書きも素晴らしいのですが、手塚治虫の「火の鳥」で育った私としては、あえて壮大なセットと役者で実写化してくれたのかな?と独立した一つの映画作品としては受け入れられなかったです。
映画館で観たかったな。
芹沢由紀子

芹沢由紀子