ジョン・ウィックといい、ハリウッドスターには1つ必ずありそうな、最強設定のクライムアクション。
特筆すべきは、そのどっしりとした地味さ。
でもその地味さは数々のオールド作品を踏襲している地味さであり、ワクワク感は損なわれない。
じわりじわりと真実に近づいたり、トムとヘレンも近づくのだろうかとおっぱいに邪魔されつつ期待したりもする。
これだけスナイパーの話だって言ってるのに拳で決着をつけたり、おじいちゃんがクールな活躍したり、ぶっ飛ばすからな!って公衆電話で3回電話したり、少女殺害の濡れ衣でのモーテルでのゆっくりとした逃げ出し方などなど、面白い部分が多かった。
黒幕の背景なんかはあまり語られなかったものの、クライムアクションとして十分に楽しめた。