Tom2022

舟を編むのTom2022のレビュー・感想・評価

舟を編む(2013年製作の映画)
3.0
辞書を作るお話だなんて珍しいですよね。これってどんな映画なんだろうと思い見てみました。

出版社に勤務する馬締(松田龍平)は、営業成績があまりばっとせず言語学を学んでいたという事から、新辞書「大渡海(だいとかい)」を作る編集部に異動になります。

下宿先の大家の孫にあたる香具矢(宮崎あおい)との出会いもありながら、辞書づくりに没頭します。そして、なんと20年近くの月日をかけて辞書の完成に漕ぎつけます。

名前が馬締(まじめ)と言うのが面白いですね。そりゃあ、辞書作りには真面目さが必要でしょうけど、名前までまじめだなんてすごいですね😄。

それにしても、辞書の完成に20年もかかるだなんて、これには、びっくりしかないですね!また、新しい辞書を作るには、新しい言葉を常に探しながら生活したり(言葉拾い)、オリジナルなコンセプトが必要だったりするんですね。

香具矢は、女性の板前なのですが、あの姿はすごくカッコいいですね。そういえば女性の板前さんって見た事ないですね。どうしていないんだろう?もしいたらどんな料理を作るのか、是非とも食べてみたいですね😄。

デジタル辞書の波が押し寄せて、企画中止が迫った時に、どうにか出版する方向に進めようと、あちこちに電話を掛けるシーンがあります。ここでは、音響効果が面白く、部屋中に声が広がる感じで面白かったです。

言葉拾いだとか、辞書作成の苦労が良く伝わって来る映画でした。全体的に長いので、ちょっと疲れちゃうかも知れませんが、自分の知らない世界を知る事が出来る興味深い映画でした。

辞書って、こんなに苦労して作っているんですね。もっと感謝しなくちゃですね。久しぶりに開いてみようかな😄。
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