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教授とわたし、そして映画のkunicoのレビュー・感想・評価

教授とわたし、そして映画(2010年製作の映画)
3.0
初っ端のクレジットからして「何だこの自主映画みたいな作りは!?」と。
いかんせんホン・サンス初心者なもので、これがいつも通りのサンス流なのかも分からない。
それでも感じる自主映画の匂い。笑

と、ずっと思って見ていたらそりゃそうだ、彼女が撮った映画だからだと最後にすっきり。

とある学生が教授との恋愛を題材に映画を作ろうする、
というストーリー内容を見て面白い!と思い借りてきたが、これにまんまと引っ掛けられたという感じです。
こういうことね!!と。

え、そもそも私はこの80分全てをオッキの作った映画だと感じたんですけど、どうなんですかね?
4章目は単なるネタバレであって、1〜4通して全てオッキのバイオグラフィー。
映画業界に蔓延るコネや金問題を皮肉るシーンは真実に基づく再現というよりも、彼女の主張でもあるという見方です。
もちろんホン監督の感情であるとも感じますが。

というか何でオッキは自分が過ごした中でもこの時代を描こうとしたんだろう。
2つの経験を並べてみたかったというもののよく分からない。
対比できるものが多かったから?
近い関係で起きた出来事だから?
自分のモテモテぷりを見せるためでしょ?という意地悪い自分が顔を見せる反面、女に翻弄される男たちの浅はかさを撮りたかったのかな?とも思う。

とにかく私が感じたのは、これはホン・サンスの手を離れたチョン・オッキの映画。
改めて映画内映画の解釈って難しいなと思いました。

誰かと意見交換したい一本。