まる

映画 鈴木先生のまるのレビュー・感想・評価

映画 鈴木先生(2012年製作の映画)
4.7
学園ドラマの中で一番ささった作品。
妹の友達が出演しているということでドラマは見始めたが、とても考えさせられてどっぷり浸かった。
教師になる人には全員に見て欲しい。

映画も素晴らしい。
真面目にやっていたとしても、社会ではなんの役にも立たない。
まさにそうだと思った。
勉強していい大学に入ってちゃんとした会社に入ってある程度のお給料をもらうために、勉強して勉強して、友達も作らずおしゃれもせず、いつか報われると思って頑張ってきたつもりが、いざ就職するとなると、遊んでいても流暢に自己アピールできる人が採用されていって、就活でつまずいて、改めて思った。

ある程度の勉強も大事だが、勉強だけじゃなんでだめなのか、そういうことを、もっと子供たちにわかるように伝えて育てるべきだと思う。
子供の頃は、よく学びよく遊べ、と言われたが、遊べの部分はまったく心に刺さらなかった。

そしてカレーをぐちゃぐちゃに食べていた出水くんが、映画では華麗に、心に響く素晴らしい演説をしていたあの出水くんが、今や君の膵臓..の主役や、隣の家は..でゲイの役を好演している北村匠海くんだったと知って、ものすごい衝撃を受けている。

いや、鈴木先生の時から素晴らしい演技だとは思っていたが、あの時の彼がここまですごくなるだなんて感激だなぁ。
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