まる

ノマドランドのまるのネタバレレビュー・内容・結末

ノマドランド(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

主人公ファーンがとても魅力的。ジョーク言うところとかとても自然体だった。いろんな人に出会って、別れて、また出会う人もいて。人との出会いの中でいろんなことを考えて、悲しみを抱えて、それでもなお、自分の居場所を探して生きる人たちを垣間見た気がした。
こういう、出会いと別れにハグしたり、仲間を呼んで家パーティーしたり、アメリカというか海外ならではだなーと思った。懐かしかった。
ファーンが自分を名乗る時のファの発音がきれいで英語上手くなりたいと思った。
焚き火に石を投げ入れるのはそういった悼む文化があるのだろうか。
思い出がありすぎて帰れない気持ちは分かる気がした。
途中すごいイケメン出てきたなーちょい役ではないやろなーと思ったらやっぱりもう一回出てきた。とろんとした目とふわっとした話し方がものすごいカントリーの犬っぽくてかわいかった。
こういう、淑女が若い男の子に気さくに話しかけて、対等に会話をする感じが、ファーンの性格もあると思うが、やはり海外ならではというか、日本ではこういうのはあんまりない気がして、見ていて新鮮で心地が良かった。

ファーンは生徒と話す時とか見ていて、子どもに対しても対等に関わっていて、人間に対して誠実なんだろうなと思った。

火を囲んでみんなで歌っているのを見て、どんな時でも歌は心を満たし、救ってくれると感じた。

淡々とした映画だった。
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