まる

ちょっと思い出しただけのまるのネタバレレビュー・内容・結末

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

花束みたいな恋をしたを思い出した。
テルオがとてつもなく柔らかい話し方で、気性が激しくない池松壮亮がむしろちょっと怖いくらいだった。
ナンパされた男に、ベッドで一生大切にするって言われる感じ、クリープハイプみが強い。
でもきちんと良い夫な屋敷で、一般的な幸せを歩んでいるような平和さがよかった。
なんだろう、この若い女の子に刺さる尾崎イズム、私はもうこんなに歳をとったのに
、映画館には20代前半の女の子が多くて
、普遍的に若い子たちに刺さるものを作り続けているのがすごいなと思った。
キスしちゃう葉ちゃんかわいいなぁ、キスしても話し続けるテルオも良い。そんな風に、なんとなく知り合いの知り合いから知り合って、ちょっと飲みに行こうよなんて、そんな誘われ方してみたい。
乗客が尾崎世界観って声で分かった時はちょっと笑ったよね。
どんなテルオ君でも好きだし、きっと幸せに生きていけるよって、葉ちゃんなりの愛だし、客観的に優しい子だと思うけど、自分がもしそうなったら、きっと受け入れられないしほっといてほしいと思うだろうなぁと思ってテルオの気持ちもよく分かった。
これは物語関係ないけど、巻き戻せないあの日に戻っていけばいいのにって、心の中で思ってるけど、現実はそうはいかなくて、映画にそんなことを求めて感傷的な気持ちになった。
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