唯

塀の中のジュリアス・シーザーの唯のレビュー・感想・評価

2.9
役を見つめる作業とは、自己省察・内省のプロセスである。
役に自己を重ね、時に投影し、役者と役柄を共に生かすことが出来れば、その舞台は成功と言えるかもしれない。
囚人演劇の試みとその効果を提示するドキュメンタリーであるが、あくまで虚構として、フィクション性を持って自意識的に仕上げている。
彼らは、囚人という役を背負った俳優の様に映るのだ。
夢中になる・真剣になる・真剣に打ち込むことは、誰にとってもポジティブに働くと信じたい。
唯