Masato

シュガー・ラッシュのMasatoのレビュー・感想・評価

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)
4.5

部屋の隅っこにいる人たちへの賛歌 〜We are the Champion〜

新作にむけて予習

レディプレと同じような、ゲームオタク歓喜の最高の映画でした。でも、知らない人でも楽しめるギーク色は薄めのカジュアルな出来。

専ら音ゲーですが、中1くらいからずっと週1くらいでゲームセンター通ってます。据え置きゲームも年間で35本くらいはやる暇人の僕です。もう、ゲーマーにとってはとにかく興奮するんです。

また、ドリームワークスの「メガマインド」を意識しているような悪役の物語で凄くいい。

悪役を演じる根は優しいラルフ。いつもヒーローのように輝くことを夢見るが、叶わずいつも除け者にされている。彼は、自分と同じ「除け者」の女の子と出会って「本物のヒーロー」となっていく。こんなストーリー泣くしかない。

ボヘミアンラプソディーにおけるセリフ。「俺たちは部屋の隅っこにいるような人なんだ。そんな人たちに呼びかけるのがクイーンだ」
ラルフとヴァネロペは、一人ぼっちで除け者にされている人へ前に踏み出していく勇気を教えてくれる。説教くさくなく、教訓じみてなく、2人の頑張る姿を見させて優しく手を伸ばしてくれる。
レディプレ・ボヘミアンラプソディーと同じく、様々な環境下でのマイノリティへ捧げる素晴らしいメッセージ。


世界観の設定も素晴らしい。コンセントのハブが筐体間を繋ぐ駅になっていたり、インサイド・ヘッドのような細かな世界観の作りがディズニーらしくてもう圧巻。

シュガーラッシュは「マリオカート」
ヒーローズデューティーは「Halo」?
エンドロールの時に「Doom」出てきたのが嬉しい…ゲーセンにDDRとかアウトランとかあったのも…
Masato

Masato