akihiko810

君と歩く世界のakihiko810のレビュー・感想・評価

君と歩く世界(2012年製作の映画)
3.5
gyaoでざっと視聴。フランス映画。
2012年カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門でパルム・ドールを競った作品。

ステファニーはシャチの調教師で、ショーの最中不運な事故に巻き込まれ両足失う大けがをする。心を閉ざしてしまったステファニーの心をこじ開けてくれるのは、意外にも知り合ったばかりのナイトクラブの元用心棒で夜警の仕事をしている、シングルファーザーのアリだった。彼は無神経で乱暴な男だったが、彼女を同情の目で見ることなく、ずけずけと入り込んで、周りの目お構いなしに海に連れていくのだった。そうして徐々に未来への光を取り戻していく… 

両脚を失った女性が再生していく話かと思ったが、粗暴な警備員格闘家の男が「愛」に目覚めていくという話でもあった。というか、そっちがメインだった。
男が息子を必至で救出するラストシーンは美しく感動を覚える。
ただ個人的には、警備員格闘家の男が若干馬鹿っぽい、というか粗野すぎるのが鼻に突いて今一つハマれず、といったところ。
あと、両脚がないショットを撮るとき、役者はどうやっているのか(足のない人で吹き替え?)気になった
 
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