そそ

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかのそそのレビュー・感想・評価

4.2
陰謀論に取り憑かれた司令官、先制攻撃を提言する将軍、意気揚々と核爆弾を落とそうとする少佐、そしてウキウキで爆弾投下後の構想を話す元ナチの狂人博士、とまあマトモな人物がほぼゼロ。世界の危機なのに一切サスペンスは生まれず、迫るタイムリミットも全く作劇に影響を及ぼさない緊張感の欠如具合が風刺として面白い。この映画はフィクションだ、という冒頭のテロップと対になるようなラストの核爆発連発にゾッとした。歩けます!ドカーンのキレの良さが好きすぎる
そそ

そそ