このレビューはネタバレを含みます
アニメーション。
原作:日本最古の物語「竹取物語」
今は昔、竹取翁といふ者ありけり。
古典の授業で習う、あまりにも有名な冒頭のナレーションから始まる。
全編通して、筆で書いたようなタッチで
絵巻物が動いているかのような優しく、それでいて素朴な印象を受ける。
さすが、仏教の教えが物語の細部にまで感じられます。
「命」の尊さを謳っておき、「死にたい」と強く思えば仏はそれを鵜呑みにしてしまう。
「生きたい」と拒んでも「寿命」は変えられないよ、と冷たく
死の世界=月へと連れていく。
他の誰かが悲しんでも知らんぷり。世の理だから。
で、姫の犯した罪と罰って何。