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汚れなき祈りのsnatchのレビュー・感想・評価

汚れなき祈り(2012年製作の映画)
4.1
疲れたどー! これも難かしい、、、
現在公開中の「ヨーロッパ新世紀」のルーマニアの謎かけ師匠、2012年の作品です🪭いつもさぶそうな同国の映画🥶色が無い
でも、妙な修道院パワーが降りかぶってきて、ぎっちり最後まで見届けました
内容に触れています





孤児院育ちで赤い糸で結ばれた二人の女子
耳を澄まさないと聞こえない声の持ち主ヴォイキツァは、神の存在を信じ修道女としての暮らしを慎ましやかに送っている
アリーナは働いていたドイツに戻るため、ヴォイキツァも一緒に来て欲しいと願い修道院にやってくる

映画の2/3は、アリーナの精神バランスが崩れ始め暴れ叫ぶで病院に送られ、回復したところでまたおかしくなり、神父を始め修道女たちの御願いだから正気になってと祈る悪魔祓いへと続いていきます

アリーナがおかしくなった理由は、ヴォイキツァが一緒にここを出て行く事に同意しなかったからなのです。アリーナにとっては、この世でたった1人信じているのがヴォイキツァ

幼い頃から一緒に育ち、夜は二人で包まって眠っていたのでしょう。でも今は行く道が異なり……もしかして実話かなと思ったら、実話でした

でも監督さんは事件性を取り上げているのではないような気がしてきた
私が思い返して最も印象に残るのは、冒頭の二人が再会した時のアリーナのあの喜びと泣き崩れ。孤児院を出た後はどんな日々だったのだろう。ヴォイキツァを求める幼な子のようなあの激しさ。修道院を追い出されるかもしれない覚悟で面倒を見るヴォイキツァの気持ち

また修道院は、夫のDVから逃れた女性も受け入れていた。しかし院内に壁画がないという理由で正式な修道院として司教から認められず、金銭面でひっ迫し信者も少ない
何もない山の上にぽつんと建つ教会は、社会との接点が希薄
アリーナもヴォイキツァも何一つ悪い事をしていないが、社会の隙間から落ちている
彼女たちに無関心なこの映画には出てこないルーマニアの人々を描いた映画なのかもしれない…なんて事も思ったが、その他大勢の状況もリアルなんです
救急車不足、病床不足、その状況で考えられる事をやった修道女や必死だった救急隊員、決められた仕事をする検視官、警官…
そして最後がまた問題出す終わり方☜驚くがカッコいいなこの演出!🤩
でも果たしてこの意味は…
また何も変わらないが、俺は映画に記し続けるってこと⁈⁈また悩ませるう〰︎ムンジウ〰︎‼︎

修道院の中で丸っこく黒い衣の修道女たちがそれぞれ定位置で仕事しているのがゲームのルーティンみたいな図でおもしろい
ワンちゃんのずーっとワンワンわんわん、気になってしまうが、でも消さないままでいいと思う。ありえない話しがリアルに思えてくる…。何しろ力ありすぎだよね、この監督‼︎🤩

加筆🇷🇴判決内容を知ってまた考え込み中🪨
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