結湖

リンカーンの結湖のレビュー・感想・評価

リンカーン(2012年製作の映画)
3.0
修正第13条(奴隷制を廃絶する法案)を議会で通過させる話がメインなので、リンカーンの伝記的な要素はほとんどなく、南北戦争などの時代背景を理解していないと、ちょっとついていくのが難しい映画でした。
リンカーン(ダニエル・デイ=ルイス)が長まわしでよく喋るんだけど、ダニエル・デイ=ルイスの話し方が自然すぎてびっくりしました。それも、聞き取りにくい南部なまりなのに引き込まれてしまうのがスゴイ。
2014年アカデミーで「それでも夜は明ける」が作品賞を取って話題になるほど、リンカーンの死後、約150年たった今でも根深い問題であることは間違いないのですが、日本人にはいまいちピンとこないものでもあると思います。
この映画はリンカーンの人物像を描くのがメインで、映画のなかでは情勢などはあまり強く語られていません。
それが彼の信念をかえって際立たせているので、逆に考えさせられます。
実はジョゼフ・ゴードン=レヴィットを目当てに見たんだけど、最終的にはデヴィッド・ストラザーンが素敵だったな~ってところに落ち着きました。(どうでもいい)
2014/04/02:DVD
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