回想シーンでご飯3杯いける

そして父になるの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

そして父になる(2013年製作の映画)
4.1
子供の取り違えが生んだ二組の家庭の葛藤を描いた映画。

是枝裕和監督特有のドライな描写が逆にシリアスさを浮き彫りにしていて、大袈裟ではないのに心にグサグサと刺さってくる。相変わらず素晴らしい光の演出。恐らく泣いているであろう人物の、泣き顔や涙を映さない絶妙なカメラワーク等、細部の作りこみも凄い。

スピルバーグが絶賛したことも頷ける力作だと思う。