メル

キリング・ミー・ソフトリーのメルのレビュー・感想・評価

3.1
ジョセフ・ファインズのまつ毛に誘われて劇場へ vol. 2

あのチェン・カイコーがハリウッドで、ジョセフ・ファインズとグラハム・ヘザー主演で…という宣伝文句でしたね、当時は。

街で出会った妖しい魅力の男と一瞬で恋に落ちてしまった女。

ヘザー・グラハムの愛らしさとジョセフ・ファインズの瞳の魅力が救いではあるけど、スタートから中盤までは2人のエロティックなシーンの連続。
さすがのチェン・カイコーも中国でこれは撮れないでしょう。

後半は男の過去が気になってやたら詮索しだす女という良くあるパターン。
愛した男は果たしてレイプ魔か殺人犯か…。

終盤の駆け足で終着点に行こうとしているところをもっと丁寧に描いて欲しかった。
主演2人があんなに頑張っていたんだから…と考えると少々残念な作品。

それにしてもヘザー・グラハムはビジュアル的には申し分ないのにイマイチ良作に恵まれない気がする。

彼女に突然チャイナ服を着せた監督さん、余りにも唐突でチープで露骨過ぎる演出に笑って呆れてしまう。
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