堤真一がダメ親父を演じて、ついに福田組に入っちゃった。
42歳、バツイチで娘一人。仕事を辞めて部屋でごろごろテレビゲーム。
ダメダメ親父、シズオ。
昔からの夢でもなく、思いつきで漫画家になる、と言い出す。
描いた漫画を出版社に持ち込むシズオ。
担当者からアドバイスをもらうが、そのシーンが好きだな。
濱田岳が演じる担当者は優しくて、
やわらかーい話し方で、漫画を読んではアドバイスしてくれる。本気でデビューさせたいのかな？と思うけど、シズオは励まされる。
映画のタイトル、俺はまだ本気出してないだけ、に
「出せよ！早く本気出せよ」という気持ちでシズオを観ていたが、何度描いた漫画がダメになっても、本気出してないだけ、とめげずに諦めずに描き続けるから、ポジティブで強い気持ちになる呪文のような言葉に思えてきた。
シズオが改名しようと占い師に相談するシーンで福田作品お馴染みの佐藤二郎登場。めちゃちょい役でガッツリ爪痕を残す二郎さん。この映画の4年後に放送されたドラマ、スーパーサラリーマン左江内氏で再び共演した二人のやり取り…
やってること同じ‼
何歳になっても人生やり直せるって話だろうけど、シズオも娘のことも解決してないような終わり方だった。
