ぬーたん

ザ・ワーズ 盗まれた人生のぬーたんのレビュー・感想・評価

ザ・ワーズ 盗まれた人生(2012年製作の映画)
3.4
売れない小説家ロリーは骨董屋で手に入れた古い鞄の中から小説の原稿を見つける。その出来の良さに思い悩みながら自分の作品として発表してしまう。その作品が売れて有名小説家となるのだが、或る日その原稿を書いたという老人が現れる…。主役はブラッドリー・クーパー。小心者の主人公を好演、妻役のゾーイ・ソルダナは美しくスタイル抜群。2人が新婚旅行先のパリの街を楽しそうに歩いている画が素敵。原稿を書いた老人役は大好きな名優ジェレミー・アイアンズ。ブラッドリーとのシーンは渋くてぐっと来た。彼は小説を盗んだと同時にこの老人の人生を盗んだのだ。それ程想いの込められた小説の内容とは?サスペンス要素満載の先が楽しみな出だしにワクワク。前半はグイグイ引き込まれたが、段々と展開が多層構造になり複雑化し、理解が難しくなり、肝心のラストはポンと投げ出された気分に。もう一工夫で良い作品になったかもしれない残念。消化不良だけど、結構面白かったかな。
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