まりぃくりすてぃ

ハーヴェイ・ミルクのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

ハーヴェイ・ミルク(1984年製作の映画)
2.5
なぜダン・ホワイトは市長およびハーヴェイ・ミルクを殺したか? ───え? そんなことも民衆はわかんないの?

「銃があるから」に決まってんじゃん。ほかに何の理由ある? 飛び道具がなきゃ容易にああいうの実行できないってば。

その1978年11月から、80年の12月(J・レノン)まで、丸々2年間も(!!!)思考する猶予あったのに、92年10月(服部君)までなら14年も(!!!!!)世を変えるチャンスを与えられてたのに、どうして合衆国民の銃所有を原則禁止する法案つくって通さなかったの?
アメリカ人って、脳味噌あんの? ミルク暗殺への抗議デモに燃えんのもいいけど、「銃を規制せよ」のプラカードをこそ振りなさい。

イラク(完全濡れ衣)や北朝鮮(どうせCIAとキムは提携関係。全部茶番)に「大量破壊兵器を持つな」とわめく国がアメリカだけど、当のアメリカ人はほとんどみんな一人一丁以上、大量破壊兵器(=銃)を携行したりしてんじゃん。
銃について思いを馳せる映画だよね、これ。その視点を持とうと努めてないんだからドキュメンタリーとして当然失格さ。

ゲイとか私、興味ないから。牛乳が好きだから題名に惹かれてこれ観に行っただけだから。…………ミルクにホワイトか。クランベリー色だったら怖いね。

あと、「鯨を救え」とか余計な世話焼かなくていいからねミルク。日本人やノルウェー人やアイスランド人や先住漁労民が夕餉に何食べようがあんたらに説教される筋合いないから。
ミルクよりも途中まではホワイトに肩入れしながら観たけど、もちろんみんなどうでもいい。
自殺オチはよかった。