Kevin

メイジーの瞳のKevinのレビュー・感想・評価

メイジーの瞳(2012年製作の映画)
4.7
両親の離婚により母親と父親の間を行き来する運命になった少女“メイジー”と彼女の周りの人々を描いたヒューマンドラマ。

やばいこの作品とてつもなく好み。
終始ハッピーな雰囲気漂う作品ではないけど、凄い心が和む。
メイジーが可愛いとかは置いといて。
もう完全にムーアアレルギーが治ったとみていいでしょう。

登場人物全員がそれぞれ苦悩していて、その感情がこちらにもビンビン伝わってきます。誰が悪とかはないです。
もしかしたら自分が似た境遇を経験したことも関係してるかもしれません。
それとメイジー役の子がとても自然体だったことも。
なのでメイジーの気持ちが痛いほどよくわかりました。

でも可哀想に感じたのはメイジーだけに対してではなく、リンカーン(アレクサンダー・スカルスガルド)やマーゴにも。
メイジーの親に振り回される彼らが観ていて本当に可哀想でした。
いっそメイジーが彼らの子供だったらいいのにと何回も思ったものです。

これだけは言わせていただきますが、リンカーンとメイジーが2人で遊んでるシーンはめちゃくちゃ微笑ましいですよ。反則です。
「こんなの理想だなー。」って思います。もうずっと観てられます。笑

ラストは観てるこっちには嬉しいことだけど、メイジーからしたら非常に難しいところだろうなー。
現段階ではこれが理想的な形なのかな。
なんにせよ、メイジーが幸せそうでこちらも幸せです。

登場人物からしたら必ずしもハッピーエンドとは言えないですが、観た後心地よい気分に浸れること間違いなし。

お気に入り作品がまた1つ増えました☺
Kevin

Kevin