このレビューはネタバレを含みます
面白かったです。
これは普段映画見るみないに関わらず、いろんな人にオススメできる作品な気がしました。
競争社会の弊害や自殺、貧困などのシリアスな社会問題をユーモアを交えながら明るいトーンで描いていて良かったです。
少しうまくいきすぎかな?とか、問題を単純化しすぎかなとも思ったけど、この感じが監督の持ち味なのかなと思いました。
特にランチョーと学長の和解のシーンは胸が熱くなりました…
今の日本でよく聞かれる”競争して世界一になろう”とか、新自由主義的な考え方が個人的に苦手なので、ランチョーの行動が周りを変えていく様が痛快でした。
ある程度は競争も必要なのは否定しないけど、
本当に必要なのは誰がズタボロになったり蹴落とされて突き落とされるような競争じゃなく、勝ち負けに関係なく一人一人が尊重されることなのではないかと思うし、そんな当たり前のことが否定される世の中であってほしくないと思いました。