全体を通して選曲がとても良かった！心に残る曲ばかりだった。合唱（と言ってもロックやホップス）を歌って、お年寄りたちが生き生きと自分を解放していく様が印象的。先生のエリザベスがすごくいい役目をしていた。
が、まさかアーサーがソロで歌うとは思わなかった！家の内では妻のマリオンを深く深く愛していて、とても優しく接しているのに、外ではいつも怒っていて、偏屈で、頑固で、まったく社交性がない。息子ともうまくいっていない。家の内と外のギャップはものすごく大きいものがあった。そんな彼が心を開いて歌ったのは、やはりマリオンへの深い愛と、彼女が愛したもの（歌）と人々に対する愛おしさや感謝を感じたからなんだと思う。
マリオンとアーサーのあまりにも深い夫婦愛をあたたかく描き出している。
