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『MOOSIC LAB 2013/ダンスナンバー 時をかける少女』に投稿された感想・評価

tetsu
3.0
勝手に"時をかける少女"マラソンを開催していたところ、本作の存在を発見。どうやら時かけとは無関係であることを知りつつも、ムーラボ×三浦直之(『サマーフィルムにのって』の脚本)コラボという辺りに興味があり、ネットでDVDを購入のうえ、鑑賞。

好きな女性にラブソングを歌い続ける男。
彼の歌声はなぜか、遥か遠く、恋を夢見る女子高生の元に届き、彼女はその歌声を求めて、旅を始める……。

正直、独立した作品としては、高く評価出来るものではないが、本作の監督で劇作家を中心に活躍する三浦直之さんの挑戦という意味ではかなり興味深い作品だった。

物語はかなり抽象的で、音楽と映画の融合として始まった映画レーベル"MOOSIC LAB(通称:ムーラボ)"の初期作らしい完成度。

とりわけ、音楽の比重が大きく、希薄な物語性、ヒロインが亡霊になるというダウナーな要素や間延びした場面も多く、作品としての満足度はそこまで高くはない。

しかし、監督の三浦直之さんは、もともとドラマの脚本家が夢だったとのことで、彼の映像作品への憧れがダイレクトに滲み出た映画としては、一見の価値があった。

劇中では、あまりにも演劇的な演出が多く、映画として上手く行っていない印象はあるのだが、その失敗がドラマ脚本家としても活躍している近年の彼における原点になっているのは間違いないだろう。

また、オープニングの分かれ道やら主人公が走る姿を追いかける辺りに、アニメ版『時をかける少女』を映像に落とし込もうという挑戦が感じられたのは、興味深かった。

ちなみに、観賞後に彼が手掛けた演劇作品を調べたのだが、その流れや"作家性"を知ると、より楽しめる作品だと思った。

そもそも、本作の音楽担当・倉内太さんと三浦さんが組むきっかけには、「キッドのポエム」という楽曲ならびにショート音楽劇の存在があったそう。

「キッドのポエム」は三浦さん主宰の劇団"ロロ"の演劇作品「父母姉僕弟君」のスピンオフという位置付け。

「父母……」は"キッド"(演:亀島一徳)と"天球"(演:島田桃子)という男女の恋の始まりから終わりを時間軸ごちゃ混ぜで描く劇団の代表作なのだが、「キッドのポエム」はそこに登場するポエムを基にした作品とのこと。

『ダンスナンバー 時をかける少女』では、重要人物となる男女を同じキャスト(亀島さんと島田さん)が演じており、その延長線上にある作品なのは確かだろう(また、途中で明かされる女子高生の意外な正体も"時間軸を飛び越える"「父母……」の物語を思うと腑におちる部分がある)。

ちなみに、本作DVDには特典として「キッドのポエム」上演映像(撮影:エリザベス宮地さん)も収録。

バンドハウスでのライブ途中、差し挟まれるように、スタンディング席から幕をあける物語は、まさしく、現在のイマーシブシアターにも通ずる画期的な手法。

収録映像で見ても、見応えばっちりで、なんなら映画本編よりも、こちらの方が魅力的だったとも。

この作品を観ることで、映画で描きたかったことが見えてくるというのもあり、あわせて楽しむことが前提の作品と言えるのかもしれない。

そのほか、映画では、三浦直之さんらしい要素は多数。

好きな人に捧げるオリジナルソングのウザさ(「いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校」)、校舎での会話(「いつ高」シリーズ)などなど。

全編を通して、作家性が強い作品ではあるので、三浦さんや劇団ロロのファンは観て損はないはず。

その辺りに興味がない人は、ぜひ『サマーフィルムにのって』を鑑賞した上で、劇団ロロの演劇にハマれば、鑑賞しても良い作品なのかとは思った。


参考

ロロ『父母姉僕弟君』が素晴らしすぎた | このピザあなたと半分こ
https://hannbunnko.com/archives/1720
(前述の演劇作品を分かりやすく紹介していたため、共有)

ロロ×キティエンターテインメント『父母姉僕弟君』 - 青春ゾンビ
https://hiko1985.hatenablog.com/entry/2017/11/15/181729
(こちらではより作品の本質が読み取れたため、自分用のメモもかねて共有)

演劇界が注目する宮城出身の若手劇作家・三浦直之さん 創作の源泉と哲学に迫る〈前編〉 (25/06/25 18:18)
https://youtu.be/y6wb9idFXUg?si=3Cgr289YPvSZB14D
(三浦さんの被災経験は物語における"人物の喪失"に少なからず影響を与えている気もする)

倉内太 - 時を踊る少女(MV)
https://youtu.be/lxnMT06X6ss?si=2rXOIkLQ76voZ3nh
(本作の主題歌PV。主演・我妻三輪子さんの魅力が発揮されているという意味では、映画の短縮版といっても過言ではないクオリティ。)

At Third elementaly schoolwhenever,whoever hiraliously love and be loved<for J-LODlive>
https://youtu.be/Pfang_iu2p0?si=YIcjOE5EsF817eWH
(「いつ小」再演版のOP。初期の舞台では、亀島一徳さんが歌う役回りだった。)


【Next Movie's HINT】
時をかける少女
>>時をかける映画
2年越しでやっと見れた。。

まず、我妻三輪子が好きなんだ!
理由はその一点のみでした。。

ムージックラボでかなり人気の高い作品らしいのですが、何かスゴく惜しい感じ。。琴線に触れそうで、一瞬かすったかどーかギリギリぐらいの。。

我妻さんの天真爛漫さと作品の青臭い青春がマッチしてました。
我妻三輪子映画。我妻三輪子の良さ、そして、我妻三輪子の良さ、あとは、我妻三輪子の良さ、など、色んな良さがあるが、一番良いのはやはり我妻三輪子。あとは音楽。倉内太「時を踊る少女」という最高の音楽がずっと流れている。あとはロロ。ロロの三浦直之のセンスとロロの俳優たちはロロ好きにはたまらない。俺は好き。しかし、映画としてはすこし惜しいのではないだろうか。演劇人三浦直之の「映画の門外漢ならではのやり方」への挑戦は応援したいが、なんか惜しい。もっと撮ってほしい。でも、最高の我妻三輪子を観るためだけでも観る価値はある。涙を流しかけた瞬間も何度かあった。「ハロー、ハロー、私の運命の人。(中略)今から、わたしが、超特急で会いに行くから。そして手拍子叩きまくるから、両手の骨ばっきばきにして、手拍子叩きまくるから。だから待っててね!私の運命の人!私の運命の人!待ってろよ!」このように、私は劇中の三輪子のセリフを暗唱できる(中略が入っちゃったけど)。好きです。

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