円柱野郎

エリジウムの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

エリジウム(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ニール・ブロムカンプ監督のSF観は分かりやすくて良い。
貧困や不法移民を風刺しつつ、ディストピアからユートピアへの脱出劇を軸にSF的ガジェットを次々に放り込んでエンターテイメントにしてしまう手際の良さ。
スペースコロニー、強化外骨格、ポータブルバリア!ニンジャソードに手裏剣あたりは、日本アニメの影響も見える部分でこそばゆいなあw

最終的には主人公の犠牲によって世界が変わってしまうわけで、そんなところはセカイ系な印象も受ける予定調和なもの。
だけど、敵との追いかけっこがメインの話でもあるし、十分に引き込まれました。
敵の刺客・クルーガーは、強大な敵というよりは見た目にただのオッサンなのだけど、シャールト・コプリーは同情できない敵を上手く演じてるよね。
強化外骨格でパワーの増した殴り合いは、「マン・オブ・スティール」とはまた違う超人同士のバトルで迫力あったと思います。
円柱野郎

円柱野郎