このレビューはネタバレを含みます
ファンタジー。
「眠れる森の美女」の悪役・マレフィセントを主役にした作品。
「みんなが知っている作品を私が語りましょう」
というナレーションで始まる。
その時点で「眠れる森の美女」の純粋な実写リメイクなのかと思えば、悪役視点の結末も知らない話に。
ナレーションのせいで「知っているでしょう?」という馬鹿にされたようにも思える。その演出好きじゃない。
物語には二面性が必要である。
正統派「眠れる森の美女」では悪の顔に、
「マレフィセント」では国や友、愛した人の娘を愛する善の顔に。
「みんなの知っている物語」を知っている前提で進める映画なので、マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)が持つギャップに惹かれるのでは。
自分の夢を叶えたいステファン(シャールト・コプリー)。
マレフィセントや悪夢に取り憑かれて、堕ちていく様が好きです。