ずん

ウォールフラワーのずんのレビュー・感想・評価

ウォールフラワー(2012年製作の映画)
4.3
皆様お久しぶりです。連日暑い日が続きますが、お盆期間中いかがお過ごしでしょうか?

私事ですが、フィルマークスを始めてちょうど1年が経ちました!

始めたのもちょうど今頃、8月の半ばだったかと思います。当時はまさかこんなにフォローして頂けるとは思いもよらずレビューも過去鑑賞作は書いていないものも多いのにもかかわらず、今では200人弱までフォロワー様が増えた事、本当に感激しております!ありがとうございます(o^^o)

作品のアップもちょうど800本目の節目という事で、今回は私が敬愛するフォロワー様達もなかなかの高評価のこちらの作品を鑑賞しアップしたいと思いました!

一言で言うと、見た後に自分の青春時代の色々な想いが巡るとても素敵な青春映画でした!

"ウォール・フラワー"それは文字通り"壁の花"を意味する。

主人公のチャーリーは高校に進学する前に親友が自殺してしまった辛い過去を持ち、過去のトラウマも相まって精神と体調が不安定な日々を過ごしていた。

高校内でも目立たないように嫌われないようにと人との関わりに悩み人知れず孤独を感じていた。
そんなチャーリーはまさに壁際にひっそりと咲く一輪の花のよう…。

しかしそんな生活は、明るく剽軽なパトリックとその義兄妹のサムとの出会いによって一変する。

このエマ・ワトソン演じるサムがフレッシュで魅力的で本当に可愛いんです!肩幅広い系女子!いい〜!

"はみ出し者の世界へようこそ!"

2人との出会いからチャーリーの高校生活は彩りが生まれ、他の友人とも関わりが出てくるように段々と充実していきます。

トンネル内で好きな音楽を大音量で流しながらトラックの荷台でバンザイするサムの姿には、私の心も持っていかれました!

チャーリーのみならず、パトリックも自身がゲイであることを公言しており、関係を持った男の子の両親にバレた時にオカマと吐き捨てられ関係が破綻しまった傷を負っています。

彼氏が途切れず天真爛漫に見えるサムもまた、愛する人とうまくいかない、なぜそんな人に自分は惹かれてしまうのか…?チャーリーは言う、"自分に見合うと思うからじゃないかな?"

サムもまたチャーリーの自分への好意を知りながらも彼と別れられない、自問自答しながら素顔の自分を模索する姿が描かれていました。

誰にでも過去の心の傷や、現状にもがきながら一生懸命に生きている。
そんな姿を上手いこと自然に演じている役者陣が素晴らしかったです!

特にチャーリー役を演じたローガン・ラーマンの演技は秀逸。
孤独な表情や、女の子に対する慣れない扱い方、自分を責めて不安定になる演技はリアルで凄かった。
チャーリーのもう一つの過去のトラウマを知った時は彼の状況に納得。

誰もが1人では生きていけない、過去の傷やトラウマは友情や家族の支えによって乗り越えていける、誰でも誰かに必要とされる尊い存在ということをこの映画は教えてくれました。

見た後に、誰もがポジティブな考え方や勇気をもらえるそんな映画でした。

フィルマークスをやっていなかったら出会えていなかった作品です。

ひとえに素敵なフォロワー様との出会い、素敵な作品との出会いに感謝です!

語彙力の無い私ですが、これからも感じた事をそのままにレビューしていきたいと思っております。

今後ともどうぞ宜しくお願いします!
ずん

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