あざらし

人魚伝説のあざらしのレビュー・感想・評価

人魚伝説(1984年製作の映画)
4.0
「黒い汗かいてください。」

啓介がバーで気持ち良く歌っていました。バーの仲間はいつもの漁師のメンバーです。ヨウヘイたちは最近できるレジャー施設について話すのでした。

みぎわは腕の良い海女さんで鮑を取っていました。夫は啓介です。

ある夜、啓介がボートの上で寝ていると夜中にライトを付けているボートに気付きました。夜中に変だと思った瞬間、ボートは動き出し爆破したのです。

次の日、啓介は漁協に殺人事件と言おうとしましたが…

殺人事件に巻き込まれた漁師の夫婦の話です。

評価がとても高いのでどうしてもそんな目で見てしまうのですが…好きな人は好きなんでしょうねというマニアックな映画です。

映画中盤まではむちゃくちゃ昭和でノスタルジーを味わえます。どっぷり昭和に浸かれます。

後半の殺しのシーンがなんとも独特でバイオレンスでクレイジー。
ものすごい迫力で圧倒されます。

フィルマークスでの点数をこんなに悩んだのも久しぶりです。でも、ものすごく印象に残り、忘れることが出来ない映画という点では間違いなく最高評価の作品です。

「何遍、人殺しすれば終わるんや。」

渡鹿野島というブラックな背景を知っているとこの映画の価値が上がります。
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