がんちゃん

スノーピアサーのがんちゃんのレビュー・感想・評価

スノーピアサー(2013年製作の映画)
3.5
映画としてよくできてはいる。ストーリーもシンプルで記憶に残る…が決して何度も観たくなるような作品ではない。

異常気象による氷河期の到来により、永久機関を搭載した雪国列車の中で暮らすことが唯一の生存手段として描かれるが、明らかにイルミナティによって支配された新世界秩序New World Orderの縮図である。

支配階級が食料、医療、エネルギー、軍隊、教育の全てを掌握し、最下層の人間は徹底的に搾取される。圧政に耐えかねて反乱を起こした者に待ち受ける残酷な真実…そしてラストはとてもハッピーエンドには見えない。

例えるなら「カレー味のウンコとウンコ味のカレーどっち食う?どっちも嫌だろうけどウンコの方は俺たちエリートが出したやつだからウンコを食えよ」と強いられているようなものだ。
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