短めなのが潔い、青春な映画。
でもそれ以上のsomethingが見つからない少し惜しいと思わせる映画でもある。
水滴、光、緑を描く、
圧倒的な映像美。
なのに物語は青臭い青春。
物語はもっとあっさりの方が、より映像美に酔いしれる気もするが、まあ新海誠が新海誠してるので、これはもう好き嫌いかと。
さあ新海誠の男の妄想に付き合おう。
雨の日の公園、年上の女性、学校をサボっている時間。
花澤香菜は好きな声優だが、この役と顔には合ってない。
お姉さん声ではないんだよなあ。。
最後の2人のシーンからの引きの絵は最高だった。
エンディングテーマは大江千里オリジナルの方が良い気もするが、この映画にはこの秦基博カバーの優しい声の方が似合ってるのかもしれない。
にしても背景の異常な描写に対して、この浅い人物描写…
新海誠は
自然の美しさを描くことに興味はあっても、
人間の汚さも内包した美しさを描くことには1ミリも興味ないと思われ(笑)
まあええか、それが新海誠なのだから。
でもやはりどうせなら、この妄想自慰路線ではなく、君の名は、のファンタジーコメディ路線で進めて欲しい。