なっすん

ファイナル・デスティネーションのなっすんのレビュー・感想・評価

3.5
―回避したければ
  直感を働かせろ―

【あらすじ】
アレックスは修学旅行でパリに向かうため旅客機に搭乗したが、飛び立つ直前に非常に現実味を帯びた夢を見る。飛行機が爆発、墜落するビジョンだった。不穏に感じ、飛行機を飛び出すが、その混乱に巻き込まれてほかの6人も飛行機から降りる。しかし予定通り離陸した飛行機は、夢の通りの事態が起きてしまった。
生き延びた7人だったが、友人のトッドの奇妙な死を始めに、“死”の筋書きが残りの6人を襲い始めるのだった。


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大ヒットを遂げ、全5作品が作られている人気シリーズの第1作目。Netflixで見られるのでマラソンスタート。

ストーリーの仕組みを説明する必要がある1作目なだけあって、話のテンポが丁寧な印象。ピタゴラスイッチもシンプルなものが多い。しかし、よくある「次誰がいつ死ぬのかわからないハラハラ感」ではなく「次のこの人はどうやって死ぬのか?」という別の緊張を楽しめるこの仕組みは画期的。トッドの解剖の時にあらわれた監察医の怪し~い雰囲気好き。結果的にアレックスたちにした助言が役立っていることもあり、けっこうキーマン。
最後に起こる“死”の泣きの一手と、そのままエンドロール。あくまで次への伏線ではなくエンターテイメントとして犠牲になる命が毎度おしゃれ。
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