A8

ヒットマンズ・レクイエムのA8のレビュー・感想・評価

ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)
4.0
なんだろう、、、。

陳腐な殺し屋物語と思いきや
いい意味で期待を裏切られました。

2人の殺し屋は、ボスからの命令で休暇という名目で訪れたブルージュ
しかし、本当の狙いは殺しの仕事に失敗した新米レイの抹殺であった。
彼はある神父の殺しを依頼されていたが
誤ってその場にいた男の子も殺してしまう。
その責任を取って死んでもらおうということだった。
その殺しを任されたのは友であり師匠であったケン
彼は最初その任務を驚きながらも実行しようとしたが
レイがその事件において自責の念から自殺してしまう寸前を目撃する
彼はまだ“マトモになれる”
そう思ったケンはボスであるハリーからの命令を無視することに、、

そこから面目丸潰れなボスのハリーはこの2人を殺すために
ブルージュに降り立つ、、

そこから繰り広げられる
壮絶なケンとレイの友情、、
そして殺しの世界の暗黙が衝撃的な皮肉な結果を生むことに。


これだけ、いい意味で期待を裏切られたアクションムービーはなかなかない。
これは単なるアクション殺し屋ムービーを超えた“愛”と“友情”と“再生へのチャンス”の物語なのだろう。

生きていれば、未来はきっと明るくできる。
犯した間違えは戻らなくても
生きている意味は見出せるはず。
レイのその表情とケンの彼にかける姿が魅力的だった。
A8

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